全てのメーカーに当てはまる廉価版が発売されるタイミングを、考えてみたいと思います。
・すでに発売されているゲームを原作とした、アニメが放映されたとき
廉価版が発売される法則11「廉価版として発売されるゲームソフトに関係する、外部的要因が存在した場合」と似ている部分がありますが、今回は外部的要因の一つとしてアニメ放映に注目します。
まずはわかりやすいように、例を出して話を進めたいと思います。
2008年04月にPS3「戦場のヴァルキュリア」が発売され、2009年春に同ゲームを原作としたアニメが放映されました。
アニメ放映が近づくと、「戦場のヴァルキュリア」がアニメ専門雑誌などに取り上げられるため、興味を持つ人が多くなります。
そこでセガは、興味を持った人が購入しやすいように、2009年03月に「戦場のヴァルキュリア」廉価版を発売しました。
その結果、八週間で約30,000本を売り上げる大ヒットを記録しました。アニメの放映が終わるまで勢いが続くと予想されます。
「戦場のヴァルキュリア」と同じように、2009年04月からアニメが放映された「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」の廉価版も、2009年07月に発売予定となっています。
おそらく「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」も、アニメ放映と同じ時期に廉価版を発売したいと考えていたと思います。
しかし、通常版が2008年07月に発売しているため、アニメ放映と同時期に廉価版を発売すると、通常版と廉価版との間隔が短くなってしまい、通常版を購入した人から不満が出る可能性があります。
そのため、通常版と廉価版の発売間隔を空けるために、2009年07月発売にしたと予想されます。
もし、欲しいゲームが原作のアニメ放映が決定したら、廉価版の発売を待った方が良さそうですね。