今回はタイトルを無視して、廉価版が発売されない法則を考えてみたいと思います。
(タイトルはカテゴリー別に分けるために、わざと変えないでおきます)
・あまり普及していないゲーム機で発売されたソフト
プレイステーション2がゲーム業界の覇権を握ったとき、おしくも戦いに負けてしまったゲーム機があります。任天堂から発売されたゲームキューブと、マイクロソフトから発売されたXbox(エックスボックス)です。
負けてしまった二つのゲーム機で発売されたソフトは、プレイステーション2用のソフトに比べて、あまり廉価版にならない傾向があります。
例として、桃太郎電鉄シリーズで説明していきたいと思います。
桃太郎電鉄シリーズは、プレイステーション2とゲームキューブで発売されていました。「桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現の巻」は2002/12/05に二機種で同時に発売され、2004/03/11に同時に廉価版が発売されました。
しかし、次の作品「桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!」は2003/12/11に二つの機種で発売されましたが、プレイステーション2用のタイトルだけしか廉価版が発売されません
ゲームキューブ用のソフトは廉価版が発売されませんでした。おそらく、廉価版を発売しても売れないと考えたのでしょう。
その続編「桃太郎電鉄 USA」ではゲームキューブ用のソフトは発売されず、プレイステーション2だけで発売されました。理由は、ゲームキューブでは発売しても売り上げが見込めないからでした。
ゲームキューブ用の「桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!」の廉価版が発売されない理由も、同じ理由だったと思います。
あまり普及していないゲーム機では、廉価版を出しても売れないため、廉価版が発売されない傾向があります。
ハドソンだけでなく、他のメーカーでも普及していないゲーム機には、ソフトを供給しなくなります。桃太郎電鉄シリーズと同じように、コナミの実況パワフルプロ野球シリーズもプレイステーション2とゲームキューブで発売されていました。
しかし、2006/07/13に発売された「実況パワフルプロ野球13」から、ゲームキューブ用のソフトが発売されなくなりました。売り上げが見込めないと、通常版・廉価版ともに発売されない傾向があるみたいです。
ゲームキューブだけでなく、Xboxでもあまり廉価版が発売されません。プレイステーション2では数多くの廉価版を発売しているコーエーですが、Xboxでは「紅の海」の一本しか廉価版になっていません。
もし、いつも廉価版が発売されていたシリーズでも、あまり普及していないゲーム機で発表された場合、廉価版を待たずに発売日に購入した方が良さそうですね。